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凧絵図面の制作 (作図の基本-製図は左右バランスを正確に、凧全体図として製図すること)

 

 (以下要点を考慮)

 

① 親骨反りの深さは一般的に深くすると安定するが、上昇力は落ちる。 【頭の面積の大きな凧(虻)は浅く、(蝉)は深くする。

 

  小刻みに振動させながら揚げる(ベカ凧)もっと浅くし不安定にすると妙味】

 

② 親骨の反りの深い所は厚く巾広く上下に従い薄く狭く削る 【強風にしなやかに風の抜けもよくなる=上昇力が保たれる】

 

③ 親骨の最も巾広部分は袖骨の組子の部分の巾と同じくする。【袖骨をしっかり固定=強風時の緩みは 捩れる原因】

 

④ 親骨と上羽骸・下羽骸の交差は『組子』とする。

 

⑤ 胴周り骨の長さは、親骨(胴庄骨)の長さに対し「虻」は1.2倍とし、「蝉」の場合は、1.3倍とする。

 

⑥ 上糸目糸の取り付けは、唸り台直下。

 

  下糸目糸の取り付け位置は、胴横骨と胴回り骨と下翅骨の接点との間隔の1/3位とする。

  

 

⑦ 袖の紙の深さ「X/2」とする【深いほど安定。ベカ(振り凧)は浅くする。】

 

⑧ うなりの長さは、胴周り骨と同じように、親骨(胴庄骨)の長さに対し「虻」は1.2倍とし、「蝉」の場合は、1.3倍とする。

 

 

 

(参考製図)=絵図面クリックで、拡大する

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